黒さはヒミツに隠して。ナースセンターのアイドル。
2001年12月19日Tの部屋でくつろいでて。
いつも深夜まで研究室に入り浸ってるはずのよし君が
めずらしく居たのであいさつしておこーと
隣の部屋に入ったら寝てて。
風邪ひいたらしくて。
症状的には大した事ないらしくって。
でも、病院にいってもう一週間近いのに
治る気配がなくって。
ずるずるな感じなので
そろそろ大きい病院に検査に行こうかな?
って状況だったらしくて。
「ふぅん。早目にちゃんと検査したほうがいいよ。
コンビニ行くからおかゆとか買ってくる?(作れよ)」
って言って普通にTの部屋に戻って
またくつろいで。
おなかが空いたから外に食べに行って。
コンビニ寄って梅粥とポカリとカロリーメイト買って。
よし君に渡して。
またまたくつろいで。
とつぜんよし君がTの部屋に乱入してきて。
「病院行く。。。」
もーびっくりして。
だってさっきまで普通だったのに
顔真っ白で、唇真っ青で、手がものすごく冷たくて。
救急車は絶対イヤだって言うから
タクシーを呼んで、病院に連絡入れて。
Tとかるでよし君を抱えるように運んで。
病院で先生の準備を待つだけ、って時に。
急患。
別の、急患が横入りしてきた。
なんか、睡眠薬を大量に飲んだらしい。
そう、自殺未遂。
結局、別の棟の当直の先生が来て。
遅れたのは15分程度だったけど。
Tとかるの目の前でどんどん
よし君の顔は白くなっていって。
よし君の唇は青みを増していって。
よし君の手は冷たくなっていって。
※言ってはいけない事かもしれないけど
どうしても言いたいから。
ヒミツ欄に書きます。
すごいいやな言い方かもしれないけど
本当にそう思ったし。
目の前で苦しむ友達を見て当然の思考でしょ。※
緊急に手術をして。
次の日にはケロリとしてたけど。
(でもおなかに管が通ってた。)
おなかに通った管を
「ターミネーターみたい」って思うのはOK。
それを口に出すのもOK。
グラサンを差し入れるのもOK。
でも。
個室だしいいっかーって。
よし君のお見舞いに病室に入るときに
病室のドアをガン!!!って開けて。
「ダダッツタツタダン!ダダッツタツタダン!」
って効果音を付けながら入ってウケを狙う予定が
よし君は検査室に行ってて。
シーツを代えていた看護婦さんにばっちり見られ。
せめて何かしらフォローをしてくれ(難しい)
と思って後ろを振り返ったら
Tはすでに逃走していて。
明らかに今日のナースセンターの話題独占決定なのは
NGすぎるほどNG。
コメント